パワーステアリングフルードの役割というのは、油圧によってステアリング機構の動きを補助してあげるもので、油圧の作動油としての機能があります。パワステのチカラは、オイルポンプによって作り出されており、圧力は60kg/㎠程度と高圧ではありますが、温度はそれほど高くはならず、同様に油圧を作動油として使うブレーキオイルのような、温度特性はないものの、その分安全性が要求されてきます。
点検・メンテナンスを行う場合には、パワステの粘度計数は低く設定されており、これは流体抵抗が小さくないと、ハンドルを切った時の反応が悪くなってしまうからです。それど同時にポンプにかかる負担も軽減させるためでもあります。また、長時間使用するため、酸化安定性が高いことと、防錆性能が重要な性能とも言えます。
走行距離が10,000kmごとでの定期的な検査を行い、日頃のメンテナンスにおいては、車両を水平な場所に置き、アイドリング回転でハンドルを数回にわたり左右いっぱいに回してオイルを循環させた後、りざーばタンクのキャップを外して中を確認し、泡が立っていなければ問題ありません。この時、泡が立っていたら、エアー抜きが必要となるので、整備工場に依頼して適切な処置をしてもらいましょう。

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