Tバールーフとは、オープンカーの一種ですが、フルオープンするのではなく、ルーフパネルの中央部分をTの字に細く残して、左右ルーフを取り外しすることができる構造になっています。この主の構造を持つオープンカーは、現在新車とし販売はされておらず、1970年代から1980年代にかけて発売されたスポーツカーに搭載されました。

その背景に、アメリカの安全基準が厳しくなったことがあげられます。安全基準をクリアさせるためにはコスト的に非常に割高になるために、Tバーで補強することでコストを抑えたわけです。シボレー・カマロやポンティアック・トランザムが最初にTバーが搭載された車として知られています。

国産車でTバーを採用した車は、トヨタMR2(初代 AW11型)や日産フェアレディZ(S130~Z32系)、日産エクサ(N13型)、日産NXクーペ(B13型)、スズキX-90とわずかしかありません。しかし、逆に希少性があるとも言えます。1983年に発売された日産フェアレディZ2.0 ZG 2by2 Tバールーフの販売価格は262.5万円(税抜)でした。ちなみにノーマルルーフの日産フェアレディZ2.0 ZG 2by2 の価格が245.5万円(税抜)でしたので、Tバーのほうが若干高めの価格設定でした。

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